兵庫県丹波篠山市本郷の春日神社で22日、秋の祭礼が営まれ、4年ぶりに子どもたちによる伝統芸能「本郷春日おどり」が奉納された。境内に並べられた4つの演台で、近くの小学校に通う3―6年生8人が、大人たちが唄う「向由利(むこうゆり)兵庫くどき」の曲に合わせて品よく舞い踊った。
踊り子たちは顔におしろいと紅をさし、紺地の着物を肌脱ぎした長襦袢(ながじゅばん)姿で登場。日の丸が描かれた扇子を両手に、拍子木や唄に合わせ、約15分間の伝統の舞を軽やかに踊って見せた。息の合った踊りに、参拝者から惜しみのない拍手が送られた。