高級な「丹波栗」の産地として知られる兵庫県丹波篠山市の前田昭児さん(79)が、一つのイガに7粒の実が入った珍しいクリを収穫した。前田さんは、立派な”七つ子”の発見に「17年育てているが記憶にない」と驚いている。
十数本を育てる自宅近くの畑でクリ拾いをしているときに見つけた。フェイスブック、インスタグラムなどの交流サイト(SNS)にアップするため、「おっ、これは取っておかなくっちゃ」と思ったそう。
クリの生育は例年と比べて半月ほど遅れているという。7粒のクリが見つかったのも「異常気象のせいちゃうかな」と不思議がる。「珍しいし、きれい。食べられない。観賞用に置いておく」と笑うと、すかさず妻から「虫が湧くで」と突っ込まれていた。