兵庫県丹波篠山市内の田園で、野鳥の「チョウゲンボウ」と出合った。丹波地域は越冬地で、東日本などの繁殖地から帰ってきたようだ。
鋭い爪とくちばしを持ち、他の動物を捕食する猛禽(もうきん)類で、全長約40センチ、翼を広げても約70センチと小柄。農耕地など開けた場所で見られ、上空をホバリングし、急降下しては野ネズミや小鳥、昆虫、カエルなどを捕食する。
今年2月、同じ場所で繁殖地に向かう前のチョウゲンボウを確認し、その凛とした姿に、「やだ、かっこいい」と思ってから、はや10カ月。こちらをじっと見つめる瞳は、「帰ったぜ」と言っているかのよう。またしても、小さな猛禽に胸を撃ち抜かれた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)