兵庫県丹波市柏原町在住で、標語づくり名人として知られる村岡孝司さん(81)の作品「信頼を 秤(はかり)に乗せて 正しい計量」が、今年度の「計量啓発標語」(日本計量振興協会主催)で最優秀作品賞に選ばれた。1357点の中から選ばれた。11月1日の「計量記念日」に、東京都内で行われた全国大会で表彰を受けた。来年度のポスターなどに使われる。
応募が1人1点で、難関とされるコンクール。過去の傾向から「正しい」「正しく」と、「信頼」「信用」を使った作品が最優秀賞に選ばれていると分析し、使う言葉を選んだ。「秤」に、「(はかり)」と読み仮名をカッコ書きで添えたのも、計算してのもの。
村岡さんは2016年に優秀賞、19年に佳作に入り、「3回目の受賞で最高賞を射止め、喜びに浸っている」とほほ笑む。
積み上げたコンクールの入賞、入選は現在971。今年は、秋田・岩手の冬の国体など、14のコンクールで入賞、入選。年内にあと2、3賞を受けたいと考えている。
ここ2年は病気で低調だったが、今年、復調した。「手当たり次第応募していたが、絞るようになった。目標の1000入選、入賞まで残り29。頑張りたい」と意欲を燃やしている。