兵庫県丹波市立三輪小学校(90人)で10日、餅つき大会があった。児童たちは「ぺったんこ」「よいしょ」と声を合わせながら、昔ながらの杵(きね)と臼で餅つきを体験し、つきたての餅に舌鼓を打った。
正月の伝統行事を体験してもらおうと、地元の美和地区自治振興会が昨年に続いて企画。同振興会役員や女性グループのメンバーら計約10人が来校し、地元で栽培したもち米6升分を用意した。
5、6年生計23人が餅つきを体験。重い杵にふらつきながら、低学年の児童たちから「がんばーれ」と声援を受けながら、力いっぱい振った。つきたての餅ができあがると、全校児童が砂糖じょうゆときな粉をつけて味わった。
6年の女子児童は「餅をついたのは初めてだったけど、ぺたぺたするのが楽しかった。餅はやわらかくて、おいしすぎて、ほっぺたが落ちそうだった」と笑った。