兵庫県丹波市の青垣文化協会(大谷とみ江会長)は、同市内で「第42回新春書初大会」を開いた。席書大会と書道パフォーマンスがあり、新年の思いを筆にのせて表現した。
パフォーマンスでは、杜峰書院代表の足立頼昌さん(86)が特大の筆を握り、縦4メートル×横3・5メートルの用紙の真ん中に、「穏」の一文字を力強く書いた。「世界情勢を見れば危険な状況が続いている。穏やかな社会になれば」と足立さん。参加者らは、干支にちなんだ字やイラスト、今年の目標などを書き入れた。
小学5年生の息子と参加した女性(46)は「高校まで書道を習っていたが、それ以来の書。席書で、1年分の集中力を使い果たしました」と笑顔だった。