丹波篠山市畑地区のみたけの里づくり協議会が10月に実施した、サルの出没を抑制するイベント「さる×はた合戦」で収穫された柿を、篠山東雲高校の生徒が加工したジャムが、丹波篠山市のふるさと納税の返礼品に加わった。
加工後の色がオレンジ色になる富有柿のみを選び、1瓶(150グラム)に数個を使うという。注文を受けてから生徒たちが冷凍保存された柿を煮詰めて瓶詰めしている。寄付額1万円で、柿ジャムのほか、畑地区産の黒豆、同校内で採れた栗を使ったジャム3種2瓶ずつを送る。限定50セット。
製品化に関わったフード・インスティテュート類型の2年生(11人)、粟野謙心さんは「さっぱりした甘味と素材の味を生かすのに苦労した」、長澤莉子さんは「たくさんの人に柿ジャムを通して、獣害問題や『さる×はた合戦』、柿加工品のおいしさを知ってもらえたら」と話していた。