兵庫県丹波篠山市内で冬の寒さをしのぐため、体を膨らませたり、集団を作ったりしていたスズメたち。まだまだ寒いものの、梅の花が咲くなど春の足音が近づくにつれ、体はしぼみ、集団の姿が減り、春が近いことを教えてくれる。
かつては100羽近い集団を作ったこともあったが、2月27日朝の電線にとまっていたスズメは5、6羽。モフモフになっていた体もずいぶんとしぼんだ。
暖冬の影響や全国的に個体数が減っているとされているためか、この冬はモフモフになった姿や大集団を見る機会が少なかった気がする。
「春よ来い」と言わんばかりに陽光を全身に浴びながら、暖かな春を待ち望んでいるかのようなスズメたち。もう一息、寒い季節を乗り越え、一羽でも多く生き抜いてほしい。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)
凍てついた草に乗るモフモフスズメ。目を閉じる姿はいかにも寒そう=2024年1月9日午前8時17分、兵庫県丹波篠山市内で