兵庫県丹波市立大路小学校6年生の細見亘希さんは、小さい頃から高速道路が大好き。趣味はサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)でのスタンプ集めで、家族と旅行に出かけて集めたスタンプは41個になった。
家族旅行の計画を立てるのは亘希さん。一番の目的は「スタンプ集め」のため、目的地に着くまでに通るSAとPAは必ずチェック。グーグルマップを使いこなして、到着と出発の予定時間も記入する。動画サイトなどを参考に、それぞれの施設でおすすめのお土産なども書き入れる徹底ぶりだ。
亘希さんが一番好きな休憩施設は、瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)の途中にある香川県坂出市の「与島パーキングエリア」だ。「展望台からの瀬戸内海の夕焼けがきれい。入って来た方面にUターンができるところもいい」と”推し”の理由を語る。
4歳の頃、母親に本格的な道路地図を買ってもらい、字も覚えた。今はグーグルマップを眺めるのが好きで、渋滞マークが出ていれば、季節柄などと合わせて背景をあれこれ想像しているという。
夏休みの自由研究テーマももちろん「高速道路」。4年生ではジャンクションの種類を調べ、5年生では関西の高速道路観光マップを作った。
「高速道路は、スピードを出して走るところや、複雑なジャンクションがかっこいい」と亘希さん。「県をまたいでいろんな所に行けるのもいい」と言い、「将来は高速道路の設計士になりたい」と夢を抱いている。