麻雀で絆深める―兵庫県丹波篠山市の村雲まちづくり協議会が、同協議会館で「むらくも麻雀大会」を初めて開いた。20―85歳まで幅広い年代の8人が2卓を囲み、親睦を深めた。自身も参加した粟野勝浩事務局長は「初めて会う若い人も参加してくれて、幅広い世代の交流につながった」と話していた。
間に昼食を挟み、3ハンチャン(ゲーム)を楽しんだ。優勝者にはトロフィーと麻雀牌がデザインされたトートバッグが、参加者全員に麻雀牌の形をしたキーホルダーが贈られた。優勝した男性(76)は「15年ぶりに麻雀をやった。和やかに、にぎやかに楽しめた」と話していた。
粟野事務局長が地区内で麻雀をやる人が意外と多いことを知り、チラシを全戸配布して参加者を募集。当初は4卓を囲めるほどの大会になる見込みだった。当日、さまざまな他の行事と重なり、参加者は減ったが、「今後、定期開催やクラブ化につなげていき、新たなつながりが生まれれば」(粟野事務局長)と期待する。
参加最高齢の男性(85)は「20年ぶりに麻雀をやって楽しかった。麻雀は脳トレに一番」と笑顔。麻雀は3年ぶりという準優勝した男性(28)は「和気あいあいの雰囲気で楽しかった」、最年少の女性(20)は「いつもスマホのオンラインでやっていて、ずっと対面でしたかったが、雀荘はハードルが高かったので大会を開催していただいてうれしかった。スマホではできない点数の数え方も教えてもらい、対面での麻雀は楽しかった」と喜んでいた。