「大きな声で演じたい」 子どもたちが狂言上演 16日に大書院で

2024.03.13
丹波篠山市地域

山口さん(右)の指導で熱心に練習する子どもたち=兵庫県丹波篠山市網掛で

「篠山こども狂言」が、16日午後1時半から篠山城大書院(兵庫県丹波篠山市北新町)の虎の間で開かれる。5歳―中学1年生の8人が、一年の練習の成果を披露する。年に1回の成果発表の場で、2人ずつで「土筆(つくづくし)」「しびり」「以呂波(いろは)」「附子(ぶす)」を演じる。

月2回ほど、市民センターで練習を重ね、本番前は練習回数を増やした。「土筆」を演じる4年目の西垣幸拓さん(小学校4年)は「『土筆』のお話が面白い。本番では大きな声でせりふを間違えずに頑張りたい」、初出演の増田怜さん(同3年)は「声を大きく出せるところがいい」と狂言の魅力を語り、「本番ではこれまでで一番大きな声で演じたい」と話していた。

指導者で重要無形文化財「能楽」保持者の山口耕道さん(大蔵流狂言方)は「舞台が篠山城なので、子どもたちには江戸時代にタイムスリップしたかのような気分で演舞を楽しんでほしい」と話している。

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