兵庫県丹波篠山市内で、雪のような白い花がぽつりぽつりと咲く梅の木にやってきたのは、野鳥「ジョウビタキ」のメス。積雪の少ない土地で越冬する「冬鳥」だ。
暖冬の影響か、今年は見る機会が少なかったように感じるジョウビタキ。本格的な春には繁殖地の北方へと旅立つ。
レンズ越しに「冬と春」の共演を見ていると、改めて季節は一瞬で切り替わるのではなく、じんわりと移り変わっていくことを感じる。
ジョウビタキも梅の花を見て、「そろそろかな」と感じているかもしれない。別れの時が近い。今年も愛らしい姿を見せてくれて、ありがとう。またね。長旅気を付けて。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)