20日は「春分の日」。二十四節気の一つで、昼と夜の長さがほぼ同じになり、本格的な春が始まるころとされる。また、自然をたたえ、生物をいつくしむ日として祝日になっている。
兵庫県丹波篠山市では春を感じる陽光は降り注ぎ始めているものの、肌寒い日が続いており、早咲きの寒桜もようやく咲き始めたばかり。それでも、わずかに開いた花の蜜を狙って野鳥たちが群がり、くちばしを花粉で黄色に染めながら旬の味覚を楽しんでいる。
“甘党”で知られるメジロたちは、「キュルキュル」と鳴き声を上げながら、数少ない花から花へと飛び回っては、待ちわびた春味を満喫。ピンク色の桜と〝うぐいす色〟のメジロが何とも春らしい景色を見せてくれる。
春分の日ながら、20日は冬のような一日になると予報されている。なおさらに厳しい自然の中、身一つで生き延びる生き物たちをいつくしみたい。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)