兵庫県丹波市立看護専門学校で卒業式が開かれ、3年間の課程を修了した35人が、思い出深い学び舎を巣立ち、看護への思いを新たにした。
卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した菅村幸代校長は、「苦労する人々と共に闘い、人々の心に温かい灯をともすことができる看護師になってほしい」とエールを送った。
卒業生代表の女性(21)は、「個別性のある看護で患者さまを笑顔にできる看護師になれるように、これからも自己研さんに励み、看護の道を進んでいきたい」と述べた。
県立丹波医療センターに就職する女性(21)は、「3年間で大変だったこともあるけれど、素敵な友人と先生に出会うことができた。4月から新しい生活が始まるけれど、初心を忘れず、素敵な看護師を目指したい」と話していた。
卒業生のうち、34人が県内の病院に就職し、1人は医療関係の大学に進学する。就職者のうち11人が丹波市内の病院に勤務する。丹波医療センターには8人が就職する。