旧町花のバラにちなみ、市街地にバラを植えている兵庫県丹波市柏原(かいばら)町柏原で、バラが見頃を迎え始めた。有志グループ「かいバラ友の会」(荻野敦代表)が約10カ所の世話をしており、訪れた人たちは写真を撮ったり、香りを楽しんだりしながら、「きれい」と喜んでいた。
同会が、市の土地などでバラを植え始めて約16年。つるバラと四季咲き木立バラを合わせ、120種類、約1200―1300本あるという。春から秋にかけては、1週間に1回の消毒を行い、花の美しさを保っている。
11日には、市内のデイサービスセンター「りんどう」利用者らが柏原本町交差点横の栽培地を見学に訪れた。毎年、この時期に見に来ているといい、利用者の女性(91)は「ほんまに素敵な所。心が洗われる感じがします」とほほ笑んでいた。
今月末から6月中頃までが見頃という。