6年ぶりに“大運動会”―。兵庫県丹波市市島町下竹田の中村自治会で26日、多くの住民が参加した運動会が開かれた。小さな広場に老若男女が集い、大きな盛り上がりを見せていた。
子どもたちの選手宣誓で幕を開け、玉入れや綱引きなど定番のプログラムのほか、ピンポン玉運び競争や空き瓶をひもで起こす競技もあり、ユニークな内容に笑顔の輪が広がった。
竿に菓子パンが吊るされたパン食い競争では、出場者が一目散にお目当てのパンに向かって走った。本部席から「明日の朝ごはんですね」「競争というより、食料の取り合いのようです」などと実況があり、参加者から笑いを取っていた。
自治会長の男性は、「コロナ禍で住民が集まる機会がなかった。楽しく親睦を深めてもらえれば」と目を細めていた。