まるで悪魔の舌―。兵庫県丹波市の畑で、コンニャクの花が開花し、地域の話題を集めている。数年に一度しか咲かないといわれるが、同市春日町の男性宅の畑で2つ開花。濃い赤紫色が異彩を放っている。
英語で「Devil’s Tongue」(悪魔の舌)といわれる。高さ1㍍ほどで、空に向かって鋭くとがった舌を突き出しているよう。
コンニャクはサトイモ科の多年草で雌雄異花。「付属体」と呼ばれる長い棒状の器官と、それを取り囲む「仏炎苞(ぶつえんほう)」からなる。食材としておなじみのコンニャクは球茎から作られる。
家人によると、去年も開花したという。「急に芽を出して急に背が伸びて、そして急に枯れる。不思議ですね」と笑っていた。