慎重に… 小学生が魚の三枚おろし挑戦 海の命に感謝し「いただきます」

2024.06.07
丹波市地域

アジの三枚おろしに挑戦する児童=2024年6月7日午前、兵庫県丹波市春日町多利で

魚のさばき方や調理などを学び、海の恵みに感謝する気持ちを育む「出前おさかな講習会」が7日、兵庫県丹波市立春日部小学校であった。5、6年生計30人が、包丁を使ってアジを3枚におろし、ソテーにして味わった。

アジの三枚おろしに挑戦する児童たち

県漁業協同組合連合会や県などでつくる「ひょうご豊かな海発信プロジェクト協議会」の主催。食育の一環で同校が依頼し、同連合会の講師2人を招いた。

「お肉と違って魚は身がやわらかい。包丁を軽く握り、引いて切るように」という講師のアドバイスを参考に、慎重に魚をさばいた。ウロコや頭、内臓も取った。

心を込めて「いただきます」―。自分たちで調理したアジのソテーを味わう児童=2024年6月7日午後、兵庫県丹波市春日町多利で

ソテーは塩、こしょうをまぶして中火で焼き上げ、素材本来の味を堪能した。児童の一人は「スムーズにおろすのが難しかった。魚の命や釣ってくれる人、料理を作ってくれる人に『ありがたい』と思った」と話した。

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