神社の境内を飛び交う「ヒメボタル」。歯切れのよい明滅を繰り返す＝兵庫県丹波市内で

兵庫県丹波市内で、森にすむ「ヒメボタル」が見ごろを迎えている。カメラのフラッシュのような歯切れの良い明滅を繰り返しながら、林の中を飛び交っている。

写真愛好家が多く訪れる撮影スポットの一つとなっている神社の生息地では、午後8時ごろから林内に「パッパッ」とまぶしい光が出現。暗くなるに連れて輝きを増した。日が高いうちから集まったカメラマンたちは、レンズ近くを飛んでくれるよう祈りながら撮影していた。

ヒメボタルの体長は7ミリほどで、ゲンジ、ヘイケより小さい。雌が飛べないため、生息範囲が広がりにくい。