21日は一年で日の出から日の入りまでの時間が最も長い「夏至」。二十四節気の一つでもある。
近畿地方は同日に梅雨入りしたが、兵庫県丹波篠山市は青空が広がり、夕刻には苗が青々と茂る水田の上に夏至の夕焼けの光が降り注いだ。
夏至は太陽が最も高いところを通過する日で、一年で最も昼間の時間が長く、最も短い冬至と比べると4、5時間長いそう。
ちなみにこの日の市内の日の出は午前4時46分、日の入りは午後7時17分。夏至は日の出が最も早く、日の入りが最も遅いと思われがちだが、実際には前後に1週間程度ずれている。地球の自転の軸が傾いていることや、太陽の周りを回る公転が楕円になっていることが原因という。
夏本番はこれからだが、夏至以降、少しずつ昼の時間が短くなっていき、やがて冬至にたどり着く。
22日以降、市内は梅雨らしい雨模様の日が続くと予報されている。
【丹波新聞空部】