五輪金銀メダリストペアに勝利し、番組から贈呈されたトロフィーとマイ桶を持ち、「桶ットの普及と丹波篠山のPRになった」と喜ぶ河南さん（左）と中川さん＝兵庫県丹波篠山市東古佐で

兵庫県丹波篠山市発祥のご当地温泉卓球「桶ット卓球」グループ「ふらわぁ桶ット」の河南文子さん（74）と中川勝治さん（73）ペアが6月27日、TBSテレビ「ラヴィット！」の生放送で、卓球の東京五輪金メダリスト、水谷隼さんとロンドン五輪銀メダリスト、平野早矢香さんペアと対戦し、11―8で勝利。二人は「桶ット卓球と丹波篠山をPRできて良かった」と喜んでいる。

5月16日の生放送で出演者が桶ット卓球を体験。6月13日の生放送では勝ち上がった出演者と、「ふらわぁ桶ット」の3人が決勝を戦った。1回目の放送後、水谷さんが交流サイト（SNS）で桶ットに興味を示す投稿をしたところ、今回の対戦が実現。出演者たちとの戦いに勝った水谷さん・平野さんペアが決勝で前回優勝者の河南さん・中川さんペアと対戦することになった。

決勝はラリーの応酬で盛り上がり、河南さん・中川さんペアがリードしていたが、8―8と追いつかれた。しかし、中川さんのサービスエースや河南さんの落ち着いたプレーなどで10―8にすると、最後は、中川さんのスマッシュで勝利した。

二人はこの日まで五輪金銀メダリストペアが参戦するのを聞かされておらず、河南さんは「深くて低い球ばかりで、さすがだと思った」と言い、中川さんは「かなり緊張した。低い返球が来てスマッシュを打つチャンスがなかった」と感想。同放送を見て、「ふらわぁ桶ット」への入会希望の問い合わせがあったという。