夏の大迷宮 住民丹精のヒマワリ40万本見頃 巨大迷路に「ワクワク」

2024.07.27
丹波市地域注目自然観光

一面が鮮やかに黄色く染まるヒマワリ迷路=兵庫県丹波市春日町柚津で

兵庫県丹波市春日町柚津の「ひまわり柚遊(ゆうゆう)農園」で、住民が丹精した約40万本のヒマワリが見頃を迎えている。昨年は雨続きで大不作に見舞われたが、今年は畑の排水機能を向上させる整備を行ったことが奏功し、開園時期に合わせて大輪を咲かせており、来園者が夏の思い出をつくっている。8月4日まで。

約20年前、集落内の耕作放棄地の有効活用になればと、ヒマワリを植え始めた。およそ25人の住民が1年を通じて栽培に励み、約7・5ヘクタールの農地が黄色く染まる光景を演出。大人の背丈ほどに育つ品種「ハイブリッドサンフラワーNEO」を中心に植えている。

中でも全長600メートルの入り組んだ巨大な「迷路」が人気。スタンプを9つ集めると商品がもらえる。2人の子どもと来園した母親は「歩いていてワクワクした」と話した。

同農園事務局の久下拓朗さん(71)は「今年はよく咲いてくれて一安心」と胸をなでおろす。

入園料は大人500円、中学生以下無料。無料でヒマワリ狩りもできる。春日町名産のスイートコーンも数量限定で販売する。28日午前10時からは、野外音楽イベントやかき氷、フランクフルトなどの販売がある「ひまわり祭り」を催す。

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