兵庫県丹波市市島町の夏の風物詩「いちじま川裾まつり」(同実行委員会主催)が28日、吉見友愛センター周辺であった。今年は花火の打ち上げ数や屋台の出店数が例年以上に増え、老若男女が古き良き伝統的な夏祭りを楽しんだ。
花火は例年の2倍程度のおよそ500発を打ち上げ。来場者は色とりどりで、さまざまな形の大輪に見惚れ、「たーまやー」と声を上げていた。その後、やぐらを囲み、地元で伝わる民謡「市島音頭」「丹波市音頭」などの踊りを楽しんだ。
地元の吉見小学校金管バンドや柏原高校吹奏楽部のほか、ダンスやフラダンス、沖縄民謡のグループなどによる多彩なステージもあった。かき氷やわたあめ、たこ焼き、ヨーヨー釣りといった屋台には長い列ができていた。
来場した市島町の男性(41)は「ローカルでなじみやすく、温かい祭り」とほほ笑み、小学1年生の長女は「花火がきれいだった」とはにかんだ。