青モミジが茂る高源寺(兵庫県丹波市青垣町桧倉、山本祖登住職)の境内で、「風鈴まつり」が開かれている。児童の願いや俳句愛好家の句をしたためた短冊が風に吹かれるたび、「チリン、チリーン」と涼しげな澄んだ音色を響かせ、訪れた人を癒やしている。8月25日まで。
参道に10本ほどの青竹を渡し、金属、ガラス、陶器製の風鈴を約280個つり下げている。初めて青垣小3―6年生159人が参加し、短冊に「家族先生友だちみんながげんきになりますように」「いちりんしゃがのれますように」などと願いをつづった。
カラフルなイラストと共に「かきごおり 夏にはいいよ 食べたいな」と五七五で詠んだり、「ギネス記録にのるような長生きしたいです」と大きな夢をしたためたりした児童もいた。
丹波市内から家族で風鈴を見に来た小学2年生は、「涼しい音がする」と喜び、「かきごおり こおりでつくるよ つめたいよ」と即興で一句ひねった。