農地守るワン 「モンキードッグ」に新たに3頭 サル追い払いに奮闘

2024.07.25
地域注目

モンキードッグの認定書を交付された「のすけ」「ボス」「サップ」(左から)=兵庫県丹波篠山市日置で

兵庫県丹波篠山市は、機動力や鳴き声を生かして、サルによる農作物被害から農地を守る追い払い犬「モンキードッグ」に新たに3頭を認定した。プロのトレーナーの指導を受け、主人や地域の人たちが育てた野菜を守るため、“犬猿の仲”を生かして奮闘する。

認定されたのは、ゴールデンレトリーバーの「のすけ」(雄、4歳)、ミックスの「ボス」(雄、2歳)、ウィペットの「サップ」(同)。城東支所多目的広場で認定書交付式がこのほど開かれ、トレーナーの北川真奈巳さん指導のもと、訓練の成果も披露された。

のすけの飼い主の山内佑貴さん(35)は、「自宅近くにもよくサルが出てくるので、広報でモンキードッグのことを知り、応募した。ほえたり、追いかけたりしてサルが出てこないようになれば」とにっこり。ボスの飼い主の足立浩子さん(60)は、「ボスのきょうだいがモンキードッグ。ボスも前から防護柵の抜け穴を見つけるのが得意だった。地域で被害も起きているので、一緒に役に立てれば」と意気込んだ。サップの飼い主の伊藤琢郎さん(33)も、「サルが多い地区なので、少しでも力になれたら。トレーニングを受け、サップも言うことを聞くようになった。一石二鳥」と喜んだ。

同市のモンキードッグ制度は2011年にスタート。これまでに計47頭が認定され、13頭が現役で活動する。

最大の特色は、厳しい訓練を経て、リードが外せること。集落にやって来るサルの間近まで行って追い払う。制度に申し込んだ飼い主と犬は、トレーナーや県の職員がその適性をテスト。獣の皮のにおいをかがせて関心を持つか、人をかむ危険性がないかをみた上で、「適性あり」とされた場合は訓練に臨む。

関連記事