「お宝探し」 小学生らが化石発掘体験楽しむ 「金脈」篠山層群の石使い

2024.08.18
丹波市地域

篠山層群で採取された石をハンマーで割り、化石を探す子ども=2024年8月17日午後2時27分、兵庫県丹波市青垣町山垣で

青垣いきものふれあいの里(兵庫県丹波市青垣町)で17日、日本最大級の草食恐竜「丹波竜」など貴重な恐竜化石が見つかり、「金脈」とも称される篠山層群で採取された石を使う化石発掘体験会があった。参加者たちは石をハンマーで細かく割っていき、「お宝」が入っているかどうか目を凝らしていた。

ご当地の地層を知ってもらおうと、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)と、丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム推進協議会が企画。午前、午後で県内外から小学生を中心に計24人が参加した。同館の研究員らが指導した。

鉄板の上に石を載せ、「コンコン」と子気味良い音を響かせて割った。化石とおぼしき跡があると、研究員らが確認。何らかの動物と、カエルの骨の化石が見つかった。同館に持ち帰り、分析する。

神奈川県横浜市から参加した小学1年生は「どんな化石が出るかワクワクして楽しかった」とはにかんだ。

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