まるで極楽 復活のハスが最盛期 城跡の堀に数百の大輪

2024.08.19
地域注目自然観光

再生事業をへて全盛期の姿を取り戻した「篠山城蓮」。まるで極楽浄土のような光景=2024年8月19日午前8時26分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市北新町にある国史跡・篠山城跡の南堀で、固有品種のハス「篠山城蓮」が見頃の最盛期を迎えている。数百の大輪が水辺に浮かび、まるで極楽浄土のような景色を作り出している。

篠山城蓮は、園芸品種と比べて花弁が少なく、大ぶりの花を付ける。

南堀はかつてハスの名所として知られたが、2006年ごろに突如として消滅。外来種のミシシッピアカミミガメによる食害とみられ、カメの駆除などの再生事業を経て19年に復活、昨秋には南堀全面を覆い、全盛期の景色が完全復活した。

堀一面を覆うハスが咲き乱れる景色は圧巻。地元住民や観光客らはうっとりと眺めたり、カメラを向けたりしている。

固有品種の「篠山城蓮」

午後になると花弁を閉じるため、鑑賞は午前中が望ましい。

 

 

 

 

 

 

 

全景を眺めると

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