兵庫県丹波市の認定こども園あおがきの5歳児25人が13日、同市青垣町の足立栗園で栗拾いを楽しんだ。足で踏んでイガを割り、中から顔をのぞかせた茶色の栗をトングで挟み、「大きい」「家族にあげたい」と歓声を上げた。
園主の足立義郎さん(72)が、収穫期を迎えた早生品種の「丹沢」「ポロタン」を事前にイガごと拾っておき、来園に合わせ、木の下にまいておいた。
園児は、目を凝らして地面を見つめ、厚みのない未成熟のクリまで残さず拾っていた。5歳児で分け、家庭に持ち帰る。
園児の一人は「楽しかった。栗ご飯にして食べたい」と言い、足立さんは「孫が園でお世話になっているので招待した。喜んでもらえて良かった」と話していた。