花から花へ 蜜求めてチョウ飛来 求愛行動も

2024.09.26
丹波篠山市地域自然

求愛のためか、雌のもとへと飛来する2匹のツマグロヒョウモンの雄=2024年9月25日午後3時10分、兵庫県丹波篠山市で

兵庫県丹波篠山市の畑で約200平方メートルにわたってヒヨドリバナ(キク科の多年草)が咲き乱れ、蜜を求めてさまざまなチョウが飛来している。キアゲハやルリシジミ、「旅する蝶」として知られるアサギマダラの姿も見られるが、中でも目立っているのがツマグロヒョウモン。秋の味覚を堪能しようと、花から花へとせわしなく飛び回っていた。時折、求愛のためか、吸蜜している雌のもとへ数羽の雄が群がるように飛来するにぎやかな光景も見られた。

ツマグロヒョウモンは、羽を広げると7センチを超えるタテハチョウの仲間。幼虫はスミレを食べる。近年、生息域が北上、拡大している。

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