17歳だワン! 長寿犬と飼い主を表彰 中には元捨て犬も「癒やしの存在」

2024.10.16
丹波市地域注目

長寿犬表彰を受けた「マロ」と飼い主の恭平さん、朋代さん=2024年10月16日午後2時6分、兵庫県丹波市山南町谷川で

人間の年齢に例えると80ー90歳に相当するという満17歳の長寿犬を祝福する式典が16日、兵庫県丹波市役所山南支所であった。12頭の飼い主が表彰状を受け取り、健康を祝った。

山根恭平さん(69)=同市氷上町=宅のミニチュアダックスフント「マロ」は元捨て犬。当時大学生だった息子が段ボールの中に入れられていたマロを見つけ、保護。ほどなくして家族の一員になった。

表彰を受けた長寿犬と飼い主たち

毎日一緒に寝ているという恭平さんは「子どもみたいにかわいい」と頬をゆるませる。妻の朋代さん(65)は「大人しくて、みんなに癒やしを与えてくれる存在。20歳まで長生きしてほしい」と願った。

発症すると致死率が100パーセントに近い「狂犬病」の予防接種を受けた満17歳の犬を対象に、同市と摂丹獣医師会が毎年表彰している。昨年度、同市の犬の予防接種率は94・6%だった。

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