「お手紙ボックス」製作 間伐材キットで組み立て 児童たちが発案

2024.11.20
丹波篠山市地域

ハンマーを使って間伐材の組手什を組み立てる児童=兵庫県丹波篠山市乗竹で

兵庫県丹波篠山市立西紀小学校の5年生(6人)がこのほど、同市産の間伐材で作られた木製の組み立て家具キット「組手什(くでじゅう)」で、各学年への配布物を入れる「お手紙ボックス」を作った。

組手什はNPO法人・バイオマス丹波篠山(垣屋)が用意し、同法人の前川公夫さん、藤井聡博さん、山田瞳妙さんが指導。約2メートルのキットをのこぎりで切り、角をかんなで削って、やすりで滑らかにした。約1メートルのキット5本ずつをセットにして強度を持たせ、セルと呼ばれる穴に差し込み、ゴムハンマーで打ち込んだ。みんなで協力して作り、底辺約1・6メートル、高さ約90センチの三角形のボックスが完成した。

5年生全員で何を作るか相談。各学年への配布物を入れる棚はこれまで、職員室前にある下駄箱が使われていたため、「おしゃれなボックスを作ろう」と話し合った。

児童たちは「かんなで角を削るとき、力の調整が難しかった。良いのができた」と完成を皆と喜んでいた。

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