兵庫県丹波市立竹山小学校で、地域住民が「先生」となり、児童と触れ合うイベントがあった。個人懇談会で授業がない時間を活用し、同校学校運営協議会の「地域とのつながり交流部」が企画。地域で伐採した竹などを使って「ミニ門松」を作ったり、スポーツを楽しんだりして、少子化で薄まりつつあるつながりを深めた。
全校児童が希望した4グループに分かれ、住民の指導のもと、サッカーや囲碁ボール、プラ板作品づくりなどを体験した。
ミニ門松作りの班では、住民が竹やアカマツ、クマササ、ナンテンといった材料一式を用意。児童たちは住民のアドバイスのもと、材料を飾り付け、高さ40センチほどの手軽な門松を仕上げた。アスナロの球果に木工ボンドでビーズを装飾した「ミニクリスマスツリー」も制作した。
6年の男子児童は「門松の竹の切り口がカプセルみたい」と笑い、「玄関に飾りたい。良い1年になりそう」と満足げだった。