クリスマスを前にきれいなまちを”プレゼント”しようと、兵庫県丹波地域の住民有志らが16日、丹波篠山市の篠山城跡や城下町周辺でごみ拾いに励んだ。サンタクロースやトナカイのコスプレをしたり、ティラノサウルスの着ぐるみを着たりして、楽しく清掃活動に取り組んだ。
同県但馬地域の学校教諭らでつくる「但馬掃除に学ぶ会」が提唱する活動の一環。丹波篠山市内では、同会の活動に参加した2人が発起人となって始まり、毎年行われている。
観光客の多いエリアで、火ばさみとごみ袋を持ち、空き缶やたばこの吸い殻などを拾って回った。ティラノサウルスの着ぐるみに関心を持った観光客と交流する場面もあった。
参加した足立誠子さん(49)は「ごみ拾いにはしんどいイメージがあるけれど、サンタやティラノサウルスの格好をすることで明るく、楽しくできる。新感覚」と話した。