もうすぐお正月―。兵庫県丹波市氷上町谷村の大森栄司さん(55)一家が、来年の干支「巳」をあしらったしめ縄飾りをこしらえ、自宅の玄関に飾っている。地域で年末年始の風物詩になっている。
大海原で3匹のヘビの家族が餅つきを楽しんでいるところに、七福神がやってきて―というストーリーを考え、それに合わせて飾りをこしらえた。鮮やかな赤色をした鯛や、大判小判なども作り、正月のめでたさを詰め込んだ。
自家栽培のもち米「ヤマフクモチ」の稲わら220束を使い、3週間かけて長さ2メートル40センチ、高さ1メートル、奥行き70センチのサイズに仕上げた。ところどころ着色してカラフルにしたほか、ヘビの目は黒豆やそら豆で表現した。