兵庫県丹波市立ミュージアム5館の合同企画展「職員の推したい一品」が、柏原藩陣屋跡(同市柏原町柏原)で開かれている。常設展や企画展にはなじまず展示が難しい収蔵品や、学芸員や職員らの私物の収集品など40点ほどを展示している。2月24日まで(月曜休館。月曜が祝休日の場合は翌平日が休館)。
計18人の“推しの一品”を展示。同県内の出土品としては2例目となる、7世紀に作られたとみられる鳥の形をした須恵器「鳥形瓶(とりがたへい)」や、フクロウを研究する教育普及専門員が展示する羽根やペリット(鳥が食べた後に、消化できずに口から吐き出したもの)、昆虫標本、柏原藩織田家伝来とされる火縄銃、同市出身の画家・常岡幹彦氏の作品など、ジャンルにとらわれない展示品が並ぶ。
テーマが決まっている作品展などでは展示が難しいものの、数多くある魅力的な収蔵品を見てもらおうと企画した。
午前9時―午後5時。柏原歴史民俗資料館で入館券を購入する。一般210円、中学生100円、小学生50円。