きょう「小寒」 凍てつくビワに野鳥の「メジロ」 寒の内もたくましく

2025.01.05

凍てついたビワの木に飛来したメジロ。「小寒」の冬景色の中、若葉のような色合いが目に鮮やか=2025年1月5日午前6時21分、兵庫県丹波篠山市内で

5日は二十四節気の一つ、「小寒」。これから2月3日の「立春」までが一年で最も寒い「寒の内」とされる。

連日、最低気温が氷点下となっている兵庫県丹波篠山市。キンキンに冷えた朝のまちで、畑に植えられたビワの木に飛来したのは野鳥の「メジロ」だ。桜や梅の花の蜜をなめる場面を撮影されることが多く、「春」のイメージがあるものの、季節的な移動をせず、年中、同じ地域の中にいる。

5日朝の気温はマイナス5度。ビワの白い花も凍てつくほど冷える中、甘党のメジロは小さく「キュルキュル」と鳴きながらくちばしを花にさして蜜を求める。

ブルっと首を振る仕草が「さむっ」と言っているよう。「シャーベットになってへんか?」と少し心配しながらシャッターを切る。極寒にあっても、たくましく生きる姿に元気をもらえた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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