5日は二十四節気の一つ、「小寒」。これから2月3日の「立春」までが一年で最も寒い「寒の内」とされる。
連日、最低気温が氷点下となっている兵庫県丹波篠山市。キンキンに冷えた朝のまちで、畑に植えられたビワの木に飛来したのは野鳥の「メジロ」だ。桜や梅の花の蜜をなめる場面を撮影されることが多く、「春」のイメージがあるものの、季節的な移動をせず、年中、同じ地域の中にいる。
5日朝の気温はマイナス5度。ビワの白い花も凍てつくほど冷える中、甘党のメジロは小さく「キュルキュル」と鳴きながらくちばしを花にさして蜜を求める。
ブルっと首を振る仕草が「さむっ」と言っているよう。「シャーベットになってへんか?」と少し心配しながらシャッターを切る。極寒にあっても、たくましく生きる姿に元気をもらえた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)