兵庫県丹波篠山市内の電柱のてっぺんから、じっと周囲に視線を送っていたのは「ノスリ」。丹波地域では冬鳥だ。
全長約60センチ。トビよりも一回り小さく、全体的に白っぽく見えることが特徴。ネズミやモグラを主食とし、ホバリングから急降下して獲物を狙う。
猛禽(もうきん)類ならではのかっこよさもありながら、寒さに対応するためモフモフに膨らんでおり、かわいらしい印象も受ける。
その姿はおしゃれな色合いのダウンコートを着込んだかのよう。望遠レンズをのぞきながら、「寒いよなぁ」とつぶやき、こちらもダウンジャケットのポケットに手を突っ込んだ。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)