兵庫県内有数の茶どころ、丹波篠山市味間奥で24日、地元の味間小学校4年生(102人)が、二十四節気の「寒」の時期につくる限定茶「寒茶」づくりを体験した。JA丹波ささやま味間製茶工場で、蒸したての茶葉をもみ、「いいにおい」「ほかほかしてる」と笑顔が広がった。
茶葉は丹波篠山茶生産組合が前日に刈り取ったもので、蒸したてをむしろに広げて手もみした。児童らは湯気に包まれながらしっかりと両手でもみ込み、お茶づくりを五感で楽しんでいた。
同組合の原田勇組合長によると、冬の茶葉は、春の芽吹きに備えてたっぷりと栄養分を蓄えているため、甘みがあり、まろやかで飲みやすいという。小寒から節分までの間につくる。
同組合の寒茶は、2月上旬から同市内のJA味土里館(同市東吹)、特産館ささやま(同市黒岡)などで3月まで販売される。