小正月に小豆粥 一年の健康願う 高級小豆国内最大産地の児童ら

2025.01.15
丹波市地域

大粒の小豆が入ったかゆを食べる児童たち=2025年1月15日午前9時39分、兵庫県丹波市青垣町佐治で

小正月の15日、小豆の赤色が邪気をはらうとされる「小豆がゆ」を、大粒の高級小豆「丹波大納言小豆」の国内最大産地の兵庫県丹波市の児童が味わい、無病息災を祈った。

同市立青垣小学校の児童244人。マラソン大会の後に、地域の女性たちが、前日から小豆を炊いて準備したかゆを振る舞った。大鍋で調理し、味付けは塩のみ。学校給食にも使われ、児童たちにとって丹波大納言小豆はなじみ深い。低学年は、ぜんざいやあん餅用のように甘くなく、赤飯とも違った食感に「食べたことがない味」と戸惑い気味。学年が上がるほど箸が進み、お代わりをする児童もあった。

塩加減を確かめながら児童に振る舞う小豆がゆを調理する女性たち=2025年1月15日午前10時3分、兵庫県丹波市青垣町佐治で

調理した50-80代の女性たちも、七草がゆは作るものの、家庭で小豆がゆは作らない人が大半。味見をし、新春を感じた。

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