炎に無病息災祈る 新年の伝統「とんど焼き」 縁起物や書き初め作品燃やし

2025.01.13
丹波市地域

住民らの無病息災などの願いを込め、激しく燃えるやぐら=2025年1月12日午前9時33分、兵庫県丹波市氷上町絹山で

「小正月」の15日を前に、兵庫県丹波市氷上町の幸世自治振興会が12日、新年の伝統行事「とんど焼き」を行う大会を北小学校グラウンドで開いた。木で組まれたやぐらに、住民たちがしめ飾りや古い札、書き初め作品などを放り投げて燃やし、無病息災などを祈った。

同校PTAや、同会のボランティアグループのメンバーたちは、地元産のもち米を使い、昔ながらの杵と臼で餅をついた。きな粉や大根おろしをつけたり、ぜんざいに入れたりして、つきたての餅をふるまった。

地元の男性(42)は「インフルエンザが流行っている。家族がかからず、健康でいられるように」と願い、小学6年生の息子は「サッカーのクラブチームで得点をいっぱいとり、チームに貢献したい」と誓った。

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