「小正月」の15日を前に、兵庫県丹波市氷上町の幸世自治振興会が12日、新年の伝統行事「とんど焼き」を行う大会を北小学校グラウンドで開いた。木で組まれたやぐらに、住民たちがしめ飾りや古い札、書き初め作品などを放り投げて燃やし、無病息災などを祈った。
同校PTAや、同会のボランティアグループのメンバーたちは、地元産のもち米を使い、昔ながらの杵と臼で餅をついた。きな粉や大根おろしをつけたり、ぜんざいに入れたりして、つきたての餅をふるまった。
地元の男性(42)は「インフルエンザが流行っている。家族がかからず、健康でいられるように」と願い、小学6年生の息子は「サッカーのクラブチームで得点をいっぱいとり、チームに貢献したい」と誓った。