13日の「成人の日」を前に、兵庫県丹波市出身、在住の20歳の若者が集い、門出を祝う式典「二十歳のつどい」が12日、同市の丹波の森公苑であった。スーツや振袖など華やかな衣装をまとった480人が旧友との再会を喜び、未来への決意を新たにした。
20歳の7人でつくる実行委員会が主催。節目を機に自身の性格や魅力といった「形」を見直し、未来を考えるきっかけにしてもらおうと、「ハタチのカタチ」という副題を設定した。
同実行委員で、会社員の大由利太陽さんは「自分の目標を追い求め、これまで関わってくれた家族に恩返しし、自分の幸せを大切にしていく」と誓いの言葉を述べた。
アトラクションでは、地元の山や食べ物といった思い出を元にしたクイズを出題したり、希望者が得意の歌やダンスを披露したりして盛り上がった。「思い出ビデオ」では、中学時代の生活を撮影した写真を上映。当時の教諭からのメッセージも流され、「それぞれの可能性を感じて」などとエールが送られた。
参加した大学生の足立素生(そな)さんは「みんな髪型も変わり、大人になっていた」と笑い、「しっかりとした大人になりたい」と誓っていた。