兵庫県丹波篠山市の城東小学校1、2年生が、同校で餅つきを楽しんだ。児童たちは「よいしょー」のかけ声に合わせ、小さな体で懸命にきねを振り下ろしていた。餅をつきあげると、きな粉や甘辛いしょうゆだれをたっぷりとからめておいしそうに頬張った。
昔ながらの餅つきを経験したことがない児童たちのためにと、篠山チルドレンズミュージアムが冬期休館中(1―2月)、市内の学校園に出向いてイベントを行う「おでかけちるみゅー」事業を活用して実施。同館のスタッフ5人が講師を務めた。
石臼に蒸し上がった餅米を投入すると、ある程度、粘りが出るまでスタッフらがつき、最後の仕上げを児童たちに託した。児童たちは「よいしょー」の大合唱が響く中、交代しながら力いっぱいきねを振り下ろし、ふっくらとした餅に仕上げた。
2年生の児童は、「もちもちでおいしかった。みんなで協力してついたので余計においしかった」とにっこり。1年生の児童は、「初めての餅つき。めっちゃ楽しかった。(きねは)重くなかったで」とほほ笑んでいた。