「90歳まで“は”続けたい」
37年前からグラウンド・ゴルフに親しんでいる。「40歳代から始めているので、おそらく、丹波地域では一番キャリアが長いのでは」。出場してきた大会は数知れない。「でも、優勝経験は少なくて、調子が良くても2、3位ということが多い。『惜しい』『悔しい』という気持ちになるが、同時に『また挑戦』『次こそは』という気持ちも湧き上がってくるので、モチベーションの維持につながっている。決して強がっているわけではない」と笑う。
丹波篠山市グラウンド・ゴルフ協会、スポーツクラブ21今田などに所属。百円会などの同好会にも顔を出し、週に5回はクラブを握る。また年6回、今田小学校のクラブ活動で児童たちにグラウンド・ゴルフのいろはを伝えている。
滋賀県出身。大阪府松原市で暮らしていた45歳の時、同市で開かれたスポーツフェスでグラウンド・ゴルフを体験したことが始めるきっかけとなった。「ミスをしてもチームや他人に迷惑をかけない。自分の記録を伸ばすことに専念できるスポーツ」に魅力を感じ、同好会に入会して週末、仲間と楽しんできた。
現役時代は、大阪・船場の繊維問屋街で会計の仕事をしていた。ストレスで体調を崩した時期もあったが、「グラウンド・ゴルフを始めて以降、心身共に健康そのもの。たまに風邪をひくくらい」とほほ笑む。水墨画に川柳、絵画、童謡唱歌と、グラウンド・ゴルフ以外にも多彩な趣味を持つ。
「ダイヤモンド賞(8ホール中、ホールインワンを3回以上達成)が欲しい。ひとまず、90歳までグラウンドに立つことが目標」。82歳。