兵庫県丹波篠山市立丹波篠山総合スポーツセンターの指定管理者が、多世代でスポーツに親しんでもらおうと30日、同センターで「スポセンまつり」を開いた。速く走るためのこつを学ぶ教室をはじめ、音楽ステージや小物作りのワークショップなど多彩なプログラムが用意され、家族連れでにぎわった。
走り方教室の午前の部には、5歳―小学生までの20人が参加。日本陸上競技連盟公認のジュニアコーチが、速く走るために必要な腕の振り方や姿勢などを“伝授”した。
速く走るこつとして、「身体測定をするときのように背筋を真っすぐにして走る」「腕の振り方は、ズボンのポケットから飛び出した大根を、パーにした手で真っすぐ切るイメージで素早く振り、顔の位置まで振り上げる」などと伝えた。子どもたちは繰り返しグラウンドを駆け、学びの成果を確かめていた。
少年野球に所属する小学4年生の男児は、「なんか速く走れるようになった気がする。きょう学んだことを生かし盗塁を成功させたい」と笑顔だった。
同センターは、▽美津濃株式会社▽ミズノスポーツサービス株式会社▽一般社団法人ウイズささやま▽双葉化学商会―の4者が指定管理者。同イベントは同者で「丹波篠山スポーツネットワーク」を組織し、毎年開催している。