兵庫県丹波県民局の「兵庫丹波ブランド農産物新商品開発応援事業」に採択された、丹波地域の農家や、農家と連携する商工業者8事業者が新商品を開発した。
地場の農産物を使うことなどが条件。20万円を上限に試作経費、販売促進経費を助成する。10団体が応募し、審査会で8団体を選んだ。丹波市が7、丹波篠山市が1。新商品は次の通り。
◆丹波リスペクト丼シリーズ「クリキン丼」◆
「丹波栗きん豚」を使ったどんぶり。770円(税込み)。SOTEN(丹波市春日町中山)。
◆雫~SHIZUKU~タオルハンカチ黒豆染め◆
コロナ禍で行き場を失った丹波篠山産丹波黒大豆の煮汁で大阪・泉州タオルを染めた。990円(予定)。ナカタニ(丹波篠山市三熊)。
◆無糖 ゆであずき 丹波大納言100% 180グラム◆
透明ラミネートの既存商品をアルミ真空パックに換え、賞味期限を240日から420日に延長。輸出を視野に入れている。丹波大納言小豆は自家生産。740円(同)。なかで農場合同会社(丹波市春日町黒井)。
◆丹波大納言小豆でつくった餅入りぜんざい◆
レンジアップのみで食べられるぜんざい。汁と豆の量のバランスを工夫した。丹波大納言小豆は自家生産。378円(税込み)。宮東農園(丹波市春日町多利)。
◆かねやす玉露大福・金ごま大福・黒豆きな粉大福◆
丹波大納言小豆、丹波産の米ともち米を使った大福三種(抹茶・玉露、炒りごま、黒豆きな粉)。自社の東京春日店で販売する。300円(同)。やながわ(丹波市春日町野上野)。
◆丹波ノ幸山◆
コシヒカリ、黒豆きな粉、黒ゴマを使った米粉クッキー。バターではなくピーナッツオイルやクルミを使い風味豊かに仕上げた。660円(同)。友縁(丹波市柏原町見長)。
◆丹波黒豆紀州金山寺みそ◆
煮た黒豆を加えた丹波黒大豆みそに和歌山の金山寺みそを加えたご飯の友。観光客向けに販売。750円(同)。ゆめの樹野上野(丹波市春日町野上野)。
◆「ぴちか」オリジン◆
酒米「Hyogo Sake85」を使った低アルコール(8度)の発泡日本酒。若者向け、海外販売を目指す。6月発売。1375円(予定)。山名酒造(丹波市市島町上田)。