兵庫県丹波篠山市河原町にある王地山稲荷神社の春季大祭の「少年・少女相撲大会」が、王地山公園の梅ヶ谷相撲場で開かれた。篠山小学校の4―6年生20人が参加。男子は体操服の上にまわしをまき、塩をまいたり、しこを踏んだりする作法を行ったあと、学年ごとに取組を展開。力強い投げを打ったりして競い合った。女子は手押し相撲を行い、笑顔の輪が広がった。
王地山稲荷奉賛会(小林忠一会長)が主催し、当番町の下河原町自治会(川内隆志会長)と小川町自治会(丹後正昭会長)が大会を支えた。
開会式では、小林会長が「子どもたちが喜ぶ姿を見るのが楽しみ。けがなく頑張って」とエールを送った。
男子の立ち合い前には、土俵上で柏手を打った後、力水を飲むふりをし、塩をまいたり、しこを踏んだりする大相撲さながらの作法を行った。
満開のサクラの花びらが舞う中、保護者の声援を浴びた“力士”は、白熱の取組を展開。力強く押し合ったり、土俵際で投げを打ったりして歓声が響いた。
女子の手押し相撲は、土俵上で2人が向かい合い、相手の手のひらを押したり、ときには手を引いたりして相手の体勢を崩すと勝ち。駆け引きを楽しみながら、絶妙な押し引きで勝負を楽しんでいた。