工芸と飲食 地元ゆかり47ブースが集結 12、13日にフェス

2025.04.11
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「丹波篠山ものフェス」の会場となるちるみゅーで、イベントポスターを手に来場を呼びかける加古さん(右)と垣内さん=兵庫県丹波篠山市小田中で

兵庫県丹波篠山市に在住または活動拠点を置く工芸作家たちがワークショップを開いたり、オーガニック食材にこだわった飲食店が体に優しくておいしい料理を提供したりする「丹波篠山ものフェス2025」が12、13の両日午前10時―午後4時半、篠山チルドレンズミュージアム(同市小田中、ちるみゅー)で開かれる。計47ブースが集結する。

「ものフェス」は、ものづくりや丹波篠山もの(物、者)と、フェスティバルを掛け合わせたイベント名。昨夏にプレイベントを開いていた。

クラフト系のブースは27軒開設する。竹細工、陶磁器、アートキャンドル、腕時計、ガラス工芸、メタルクラフト、テーブルウエア、彫金アクセサリーが展示販売されるほか、▽折り紙アクセサリー▽藍・草木染め▽天然石ブレスレット▽木のカメラ・ミニカー▽レジン・ガラスのアクセサリー▽革靴・革小物▽イヤリング▽筆文字アート▽花のキーホルダー▽木工―などのワークショップが開かれる(有料)。

フードブースは20軒が出店。野菜やカレー、コーヒー、ミルクティー、沖縄そば、焼き菓子、弁当、窯焼きピザ、ローチョコレートなどを販売する。

地域貢献活動に力を入れているネッツトヨタ神戸が水素自動車2台を置き、全てのブースに電気を供給する。また、車のタイヤ交換が体験できる子ども対象の「キッズエンジニア体験」のプログラムも実施する。

工芸作家をつなぎ、ものづくりを身近に感じられる催しを企画している丹波篠山クラフトヴィレッジ製作委員会と、ちるみゅーで組織した「丹波篠山ものフェスプロジェクト」の主催。

同プロジェクト代表の加古勝己さん、事務局長の垣内敬造さんは、「丹波篠山東部地区には今もなお、日本の美しい農村風景が色濃く残っている。近年、工芸家の移住も多く、ものづくりにも適した文化を育む土壌を持ったエリア」とし、「子どもも楽しめるイベント。家族や仲間でお花見と合わせて楽しんでもらえたら。地域の皆さんには、東部地区の魅力の再発見につなげてもらえたら」と来場を呼びかけている。

雨天決行、荒天中止。入館料が必要(丹波篠山市民は無料)。

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