今年度で閉校となる兵庫県丹波市立三輪小学校で8日、入学式が行われた。校庭の桜がちょうど満開となる中、新入生らは、晴着に身を包んだ保護者や、在校生らに見守られ、胸をどきどきさせながら学び舎の門をくぐった。
13人の新入生は、一人ずつ名前が呼ばれると、緊張した面持ちで「はい」と返事。芦田繁昭校長は「152年の歴史を持つ三輪小の最後の入学式。三輪小では人・物、時間、あいさつの3つを大切にしています。1年間あいさつをがんばりましょう」と呼びかけた。
在校生を代表し、6年生児童が「一緒にたくさんの思い出を作っていきましょう」と歓迎の言葉を述べ、1年生は「はるがきた」を元気に斉唱。入学式を終えた児童は「小学校は算数の勉強が楽しみ」と話していた。