命中!お見事! 恒例の〝スイカ〟割り大会 小学生が夏の風物詩満喫

2025.07.31
地域注目

マスクで目隠しして臨んだスイカ割り。物価高騰の折、今年は「割れない」ビーチボールのスイカで=2025年7月30日午前10時0分、兵庫県丹波篠山市打坂で

兵庫県丹波篠山市の西紀中地区里づくり振興会が、拠点施設のげんき・げんきハウスで地域の小学生を対象にした「夏休み児童教室」を開いた。子どもたちは住民にサポートしてもらいながら宿題に取り組んだほか、ゲームや陶芸教室などを満喫。楽しい夏の一日を過ごした。

最終日には恒例のスイカ割り大会を開催。近年の物価高騰や、割ってしまうと食べづらくなって「もったいない」と考えたことや、栽培農家の気持ちを考え、ビニール製のスイカのボールを使った。

タオルで目隠しした児童たちは、友だちからの「もっと右」「もう少し前」「90度右!」などの声を頼りに歩を進め、棒を振り下ろして見事、〝スイカ〟に命中すると、「おおー」と大きな歓声が上がった。また、大人たちから、「本気でやって割ったらあかんで!」と懇願するシーンもあった。

大会後には本物のスイカを味わい、「やっぱり夏はスイカや」などと笑顔を浮かべながら夏の風物詩を堪能した。

毎年参加している男の子は、「とても楽しかったし、宿題もできた。教室を開いてもらってありがたい」と感謝していた。

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