超高温と干ばつの作柄への影響が懸念される中、兵庫県丹波市内の田んぼで黄金色にうるち米の稲穂が色づき、刈り取りが始まった。高気温で生育が早まり、稲刈りも早くなりそうだ。
同市市島町竹田地区で水稲を50ヘクタール栽培する「ひょうたん農場」は早生品種を刈り取った。例年より4日早いという。「田んぼごとに出来はまちまち。高温の影響で乳白米が多くなるだろう。水不足にならなかった田んぼは、収量はあるのでは」と、同農場の須原隆一さん。11品種を植えており、今、水をあてている田もある。10月中旬まで稲刈りが続くという。
同市丹波市(柏原)は、7月30日に当時の国内歴代最高気温の41・2度を観測。38度台が4日と、観測史上最も暑い7月だった。同月下旬から8月上旬にかけて19日間、降雨「ゼロ」だった。
























